地上波テレビも更なる群雄割拠へ
9月初旬、Yahoo!がフジテレビと日本テレビというタッグと手を組んだというリリースが発表されましたが、9月末日今度はGoogleが、TBS・テレビ朝日と提携というリリースを発表しました。
各地上波チャネルが、インターネット大手のYahoo!とGoogleに寄り添ったというよりかは、時代背景的に考えるとそうせざるをえない。むしろそのようになっていかないと生き残っていけないという判断を下したのではないでしょうか?
未曾有の景気低迷にともない、地上波放送での広告収入が落ち込んでいる中、収益源を多様化する動きが活発になっているのです。
もちろんGoogleが抱える動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」の著作権侵害への厳しい取締りを構築したこともこの提携を後押ししたのでしょうが、それは詭弁であって相当切羽詰っている印象を受けました。
ちなみに既に両社ともに、「YouTube」上に公式チャネルを開設しており、手始めとしてニュース番組などの配信を始めております。
ゆくゆくは有料チャネルによる収益を狙っているのでしょうが、これだけコンテンツが多様化してる中で収益を上げると言うことは容易ではないはずです。
現に先行して有料動画サービスを展開していた「GyaO」は低迷を続けていましたからね。しかし、この「GyaO」もYahoo!の管轄下に置かれ、業界の古い仕組みを刷新することで、既に黒字化が見えています。(※視聴されたものに対する後払いシステムに変更した。)
要するに同じコンテンツ、サービスだとしても、それを上手に扱えるかどうか?といったことが、この有料動画ビジネスにおいてはとても重要だということです。
どんな課金システムにするのか?
競合サービスとの差別化はどの様にして図るのか?
各社がどのようなアプローチで、我々視聴者に接触してくるのか?
どの様なかたちでサービスを提供してくれるのか?
我々視聴者の楽しみが、一つ増えましたね。
ただ、諸手を上げて喜んでばかりはいられません。潤沢な広告収入をコンテンツ製作者側が得られないという事は、コンテンツの質の低下につながるのではないでしょうか?
視聴者が選択できるチャネルが増え、専門チャネルや、インターフェースの利便性が向上することは歓迎ですが、その一つ一つの完成度が低いのであれば、本末転倒のような気がしてなりません。
このあたりを網羅した、しっかりとしたシステム作りも業界で必要なのではないでしょうか。

